「幸せ」と何か

皆さんにとって「幸せ」とは何ですか？

　人によって価値観が違うのと同じように、幸せについても人によって異なると思います。お金がたくさんあること、好きなモノに囲まれて生きること、心が落ち着く仲間と過ごす時間、大好きな人の横に居る生活等、出したらきりがないのかもしれません。れ年齢や環境によっても異なってくるかもしれません。正解はないので、あくまで私個人の意見として参考程度に読んでいただきたいです。

　私にとって幸せは「人と関われる時間」です。話をする、一緒に仕事をする、ともに時間を過ごす、誰かの役に立つ等、人と関わるなかで、自分自身を知り、他者を理解する。この繰り返しを行うのが好きで、幸せを感じるのだと思います。なんだか難しく書いていますが、要するに人と関わるのが好きという事です。ただ、重視しているのはインターネット上での関わりではなく、直接的な関係性です。今の現代はものすごく簡単に人と関りを持つことが出来ます。しかも全く知らない人、人種関係なくコミュニケーションが取れる時代です。すごい時代になったなと書いていて思いますが、やはり私は直接的に関わるのが好きです。いくらSNSでつながりを持っても満たされません。だからSNSはほとんどなっていないし、続かない。便利でいい面もすごくたくさんあると思うけど、私には「合ってない」のでしょう。魅力を感じません。仕事でやれと言われればやるかもしれませんが、それ以外では特に、といった感じです。

　人と直接関わることの魅力は何といっても、その空気感です。相手の目線、声のトーン、場所、距離感等、色々なものが重なりあって、空気感を作り出します。冷たいときもあれば、温かいときもある。穏やかな時もあれば、激しいときもある。伝える言葉も計算できないから、本心や言葉の背景がなんとなく考えることができる。これはインターネットでのつながりではわからないものではないでしょうか。人は残念ながら一人では生きてはいけません。互いに理解し、切磋琢磨し合える仲間がいなければつまらない人生になってしまいます。コミュニケーションが希薄になりがちだと言われる世の中ですが、それはきっと直接的な関係性が減ってきているからだと思います。伝えたいことが言葉だけで伝わってしまう時代です。もちろん誤解が生まれます。支え合い幸せに生きるためには人と直に関わることはとても重要なことではないでしょうか。

　モノは少なく、経験は多く。

　だから私はそこまでモノに執着がありません。便利なモノ、あって当たり前のモノ、オシャレなモノに囲まれれば幸せかと思っていた時期もありましたが、私は何も満たされませんでした。「あったら便利かな」という発想は結局「無くても何とかなる」と同じ意味だと思います。それよりもこだわりを持って、選んだモノのほうが愛着が湧くし、長く使えます。モノに支配される時間を少なくし、空いた時間を人と関わることや、自分の趣味、新しい挑戦に使うことで、経験が増えます。経験の積み重ねが人を豊かにしてくれます。一生懸命に手を抜かずに取り組んだことに失敗なんてありません。その経験を共有することで、新たな知識が得られます。人生の中で困難に直面した時はこの経験と知識そして、関わりのなかでできた仲間が助けてくれます。

　私は以上が人生のヒントだと思って日々過ごしています。人との関わりが最終的には自分自身の人生の豊かさに繋がってくる。そう信じています。